畑作業も6月から8月にかけて、春夏野菜の収穫と同時に秋以降の野菜の苗付けも始まります。
ぼくはの母は、熱中症という言葉さえ存在しなかった時代に、真夏でも毎日平気で日が暮れるまで畑作業をしてきました。
昭和の初めに生まれたひとは強いなーといつも思っていましたが、近年では熱中症にかかるひとが増えていますので、体調管理も含めて夏場の畑作業をする時の注意点も重要です。
近年は全国的にも真夏の気温が上昇しているということもありますので、畑作業で体調が思わしくない時は早めの休憩を取るなり、即作業を切り上げるなどの選択も必要なのです。
この記事では、
- 農業初心者が夏場の畑作業で注意する点
- 水分補給と休憩の取り方
について、ご紹介していきます。
農業初心者が夏場の畑作業で注意する点は?
これから農業を始めるひとは、自分でも野菜を作ることができるという実感を得られるのでテンションも上がりますが、農作業での注意点を挙げてみました。
ただ注意点と言っただけでは抽象的になりますので、ここでは4つのことに注目してみました。
体調のチェック

最も大事なことは、熱中症にならないことや脱水症状を起こさないようにすること。
畑作業に行く前にその日の朝の体調をチェックすべし。
二日酔いでの作業は体調不良を起こす原因にもなりますし、まして炎天下の作業ともなると危険が伴うので避けてください。
つまり、畑に行かないと言うことです。
前日のアルコールが残ってないか、また睡眠不足でないかなどセルフチェックをする習慣をつけていきましょう。
天気予報のチェック
農作業は天気との勝負みたいなところありますので、当日の天気予報はチェック。
低気圧や台風などの天候条件のときは、雨雲の接近に注意してその日にやるべき農作業を確認しながら畑に行くべきかどうか進めると良いです。
また、真夏は最高気温にも注意して、熱中症予防を意識しておきましょう。
夏場の服装
農作業にもそれなりの服装がありますので見ていきましょう。
ぼくは、お師匠さんの畑に行くときに、最初なにも説明も無かったので軽い気持ちで上はトレーナ、下はジャージで行ったんですが、いざ作業開始してみるとしゃがんでの動きが多く、その度にジャージが腰パン状態にずれ落ちてくるんですね。
その時点で、畑作業の服装選びの考え方を変えました。
夏場の畑作業は、日差しが強く日焼けにも注意したいということがありますので長袖、長ズボン、つばのある帽子、そして長靴か地下足袋、手袋。
これが最低限の服装になります。
この服装には、ちゃんと意味があって擦り傷や切り傷、害虫からも身を守ってくれます。
畑作業用の服装は、着ないで押入れなどに取ってあるものの中から着潰しできるものを選んでおくと、畑に行く当日でも慌てることなく準備ができると思いますよ。
ちなみに、土いじりをするための手袋は軍手ではなく、百均やホームセンターなどで要られている園芸用手袋がおすすめ。
まずはネットで探して、それからお店に行って物を触ってみるのもありです。
そして、収穫が終わって最後に野菜を洗ったりするときは、手袋の中に水が入らないように肘近くまでの長さのあるゴム手袋をひとつ持っておくと良いです。
近年、色柄が豊富なゴム手袋が揃っているので、購入する前には必ず手を通してみることがポイ
ント。
農作業は午前中で切り上げる
これ超重要です。
農作業は、午前中に切りあげる。
ということです。
ぼくの場合も、この時間帯で作業を行っていたわけなのですが、お師匠さんと決めたことで熱中症のリスクを避ける良い作戦だなと思っていました。
集合時間は、毎週日曜日朝8:00。
例年6月~8月のこの時期、この時間帯の気温は20℃~25℃前後。
体感としては気持ちが良く動きやすい気温ですが、湿度が高いと少しの作業でも汗が出てくるのでいきなりハードな作業は避けるが無難。
お昼までは4時間ありますが、動きやすい時に大事な作業を終えてしまうことがポイントになってきます。
あと、農作業の最後が一番楽しみな収穫です。
収穫したお野菜たちは、お水で洗って終了です。
ということで、この時間帯での作業が可能な方は、ぜひ取り入れてみてください。
水分補給と休憩の取り方を紹介
ぼくのケースですが、農作業を開始してからお昼までの4時間の間にはもちろん水分補給をするわけですがそのタイミングと摂り方をご紹介します。
水分補給

真夏での農作業は、直射日光にさらされながら暑さとの戦いでもありますので、ご自分が倒れないようにしっかり水分補給をしていかなければいけません。
畑作業での、水分補給の摂り方を挙げてみました。
- 水筒に氷を入れて持って行く
- 畑に行く途中のコンビニで買っていく
- 畑の近くの自販機で買う(近くにある場合のみ)
などの方法があります。
一番良い方法は、クーラーボックスにあらかじめ氷を入れて持っていくことで飲料水を冷やせますが、重さのあるクーラーボックスはもちろんNG。
ただ柔らかい素材でできたクーラーボックスなら、ペットボトルを二本入れて重さはせいぜい1㎏~2㎏程度、飲み干したら重さは無くなるのでこの選択なら大丈夫。
もうひとつは、畑に行く途中のコンビニとか畑近くの自販機などで飲料の現地調達、持参した氷入りの水筒と併用して摂取する方法もなかなか良い。
普通の水より吸収が早いとされている経口補水液も試してみるのもひとでしょう。
※水分の取り過ぎにも注意。
休憩の取り方
8:00に作業開始したら、1時間ごとに5分~10分程度休憩しましょう。
作業に慣れてコツをつかんでくると、20分程度の休憩を一回取るというのもあり。
ぼくの実家も農家でしたが、農作業の休憩は”10時の一服”みたいな風習があって午前中に一回の休憩でした。
休憩する場所としては、日陰を選ぶことが大事です。
日陰になる場所が取れない時は、帽子を被るなりしっかりと頭と後頭部を直射日光からガードしてください。
「でも、仕事の流れを途切らしてしまうので」という気持ちでまだまだ行けると思って少々の無理をしてしまいがちですが、そこは割り切ってしっかり手を止めることが大事ですね。
とくに猛暑日などの日は、保冷剤で後頭部を冷やしたり水筒に氷を
環境省が、熱中症対策についてのサイトをアップしておりますので参考にしてください。
手荷物は極力避ける
作業が終わったら収穫したお野菜も持って帰らなければいけないので、手荷物は無い方が良いです。
ぼくの経験で言えることは、収穫した野菜たちの持ち運びで重宝したのが大きめのレジ袋。
数枚あってもかさ張らないし、これが一番カンタンでお野菜も入るのでおすすめ。
日焼け対策
女性が農作業をする場合一番気になるのが「日焼け」。
首から上は、つばのある帽子を被っていれば問題ないですが、腕を露出しないで済む方法としては「腕カバー」がおすすめ。
最近は呼び方もおしゃれになって通販でも「アームカバー」と検索すると表示されます。
虫刺され対策にもなるので人気商品のひとつ。
まとめ
この記事では、
- 農業初心者が夏場の作業で注意する点
- 水分補給と休憩の取り方
について、ご紹介してきました。
最後に、この記事のまとめになります。
- 朝の体調のチェック
- 朝に天気予報のチェック
- 服装は、長袖、長ズボン、つばのある帽子、長靴、手袋は最低条件。
- 水分補給は欠かさず摂るも、摂り過ぎには注意。
- 畑作業は、午前中で切り上げる。
- 休憩は1時間ごとに取るようにし、日陰で休む。
6つの点を挙げましたが、この通りになかなかちょうど良く行かないこともあるので、臨機応変に対応していきましょう。
最後までお付き合いありがとうございます。
コメントを残す